全司法本部活動日記 (Blog)

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全司法第39回全国司法制度研究集会の開催

 来年1月25~26日、熱海で司法制度研究集会を開催します。

 全司法は「職員の労働条件改善や地位向上」とあわせて、「国民のための裁判所をめざす」ことを目的に掲げており、この2つを車の両輪として位置づけてきました。

 司法制度研究活動(略して「司研活動」と呼んでいます)は、「国民のための裁判所」をめざす観点から、自分たちの仕事や裁判所・裁判制度の仕組みを研究し、議論するものとして、全司法が大切にしてきた活動で、現在は2年に一度の割合で全国集会を開催しています。今年は、その開催の年になります。

 このところの予算状況から、司法制度研究集会だけを別に開催することが難しくなっているため、今回も1月24~25日の中央委員会とあわせて開催することになりましたが、参加された方が、地連・支部で活動を広げていただければと思っています。

 集会の概要は次のとおりです。

25日(土)

 ① 成年後見事件の後見人をされている司法書士の小林聖仁さんに、ご自身の体験を通して、成年後見制度の意義や課題などを講演していただきます。

② 小林さんに、全国各地の書記官・調査官を交えて、後見事件についてパネルディスカッションで掘り下げます。

26日(日)

① 地方での司法アクセスを課題に、自らも長崎県の大村で事件処理を行いながら、日弁連等の活動に関わっておられる弁護士の曽場尾雅宏さんに、国民に利用しやすい裁判所のあり方をテーマに講演していただきます。

② 1990年代からの司法改革の流れについて、本部から経過を整理する報告をさせていただきます。

 両講演とも私も楽しみにしていますし、パネルディスカッションでは職場実態を基礎にした有意義な議論がされるのではないかと期待しています。

 また、二日目の本部報告は、私が担当させていただくことになっています。司法制度改革が始まった頃にも全司法本部にいたので、その時の話題も交えてお話ししたいと思っています。

 

 あと、前回の司法制度研究集会のまとめの講演録をGoogle Driveに置いてみました。よかったら、読んでみてください。

https://drive.google.com/folderview?id=0B4Gr7V7iv4zkNGlCMXdsdG1HRk0&usp=sharing

 

(なかや)