全司法本部活動日記 (Blog)

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ラジオ体操日記 29日目

こんにちは。

いつもお仕事お疲れ様です。

昨日の日本経済新聞にこんな見出しがありました。

「健保、料率上げ相次ぐ」「高齢者医療 負担に」

ここにある「料率」という言葉は医療の保険料を指し、これは共済組合における短期掛金率に相当します。つまり、大企業の会社員が加入する健康保険組合が相次いで医療保険料率を上げる方向で検討しているという記事です。

保険料率が上がっているのはなぜでしょうか?

保険料ですので、一見すると社員が病院にかかる数字があがったのかと思われます。しかし、次の見出しにもあるように、一番の負担になっているのは高齢者医療への支援金です。

2008年度から実施されている後期高齢者医療制度において、75歳以上の医療費を現役世代が支援することとなりました。これが民間・公務を問わず重い負担となっています。民間健保における保険料全体に占める支援金の割合は全体の46.25%となっており、過去最高です。公務、裁判所も同じくらい割合になっています。つまり、私たちの短期掛金の約4割が自分たちの医療費ではなく高齢者医療への支援に回っている仕組みとなっています。今後ますます少子高齢化が進む中で更に負担が増えることが予想されています。

そして更に、今後の負担増を懸念しかねない施策が浮上しています(つづく)。

(さいとう)

追記

今日は1920年にアメリカで禁酒法が制定された日を記念して、禁酒の日だそうです。年末年始の忘年会・新年会・旗開きなどで疲れた内臓を、今日は休ませてみてはいかがでしょうか?