全司法本部活動日記 (Blog)

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佳境、「賃下げ違憲訴訟」

 「公務員賃下げ違憲訴訟」の第9回口頭弁論が、本日(1月20日)東京地裁103号法廷で開かれた。約100席ある傍聴席は満杯で、全司法からは原告9人と本部3人が傍聴した。今回は、給与臨時特例法に関する国公労連と政府との交渉経過に関わって、当時の当事者であった国公労連岡部書記長(現国公副委員長)と総務省平山人事・恩給局次長(現総務省政策統括官)を調べた。交渉において、政府が組合に対して説明責任や誠実交渉義務を果たしたのか、緊迫したやり取りが行われ、裁判もいよいよ佳境に入った。また、平山証人から十分な証言を得ることができず、審理を尽くせないとして、当時の片山善博総務大臣を証人として呼ぶことの申請を文書で行い、次回、裁判所の採否の決定がなされる。

 午後5時30分から報告集会が開かれた。写真はそのときの様子である。参加者は真剣そのものだった。次回は2月20日で、原告本人10人に対して質問が行われる。

 今後の運動については、今とりくんでいる裁判所あての公正な裁判と求める署名に全力を尽くすこと、各県国公で宣伝行動を行い、各単組から積極的に結集すること、また、全国・地方新聞に掲載できるよう新聞投書運動を具体化することの行動提起がなされ、全体で確認した。

(かどた)

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