昇格実現のとりくみ
先週、4月昇格実現のとりくみについて、指示文書を出しました。
国家公務員の俸給は、その職員が担当する「職務の複雑、困難及び責任の度に基づき、且つ、勤労の強度、勤務時間、勤労環境その他の勤務条件を考慮したものではならない」(一般職の職員の給与に関する法律4条)とされています。
そこで、職員がより高いポストについたり、一定の勤務経験を経てより困難な仕事を担当するようになった場合等には、昇格が実施されます。
昇格とは「職員の職務の級を同一俸給表の上位の職務の級に変更すること(俸給が1級○号俸から2級○号俸になる場合など、級の格付けが上に変更されること)」を言います。
裁判所の昇格は毎年4月と10月を基本に実施されていますが、労働組合としては、昇格のための予算を確保し、職務内容を適正に評価して昇格を実施するよう運動をしています。昇格が実施されれば、給与が上がるわけですから、非常に大切なとりくみです。
ただ、昇格の仕組みは複雑なところがあり、慣れないと、少しとっつきにくいところがあります。そこで、今年はとりくみのマニュアル的な資料を作成して、1月24日・25日に開催した中央委員会で配布し、今回の指示文書と一緒にデータで各地連・支部に送りました。
「労働組合がきちんと昇格のチェックをしてくれている」というのは組合員の信頼にもつながります。ぜひ、資料も活用して、各支部で運動を進めてほしいと思っています。
表紙は、新年号のイラスト・コンテストの応募作から、広島支部の辻さんのイラストを使用させていただきました。
(なかや)