全司法本部活動日記 (Blog)

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憲法は「大切な約束」

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憲法は、国民が「私たちの国を、このように運営してください」と国家との間で交わした大切な約束。
日本国憲法は、国民主権、平和主義、基本的人権の尊重の3つの原則がありますが、成り立ちから言うと、その第一にくるのが平和主義。「戦争をしない、軍隊を持たない」国にするという誓いを、国民から信託を受けた政府が守り、平和のもとで基本的人権が尊重される国を作るというもの。

その時々の政府が勝手に、解釈してよいものではありません。

私ごとながら、中学の公民の授業で憲法前文を暗唱したことから、その「カッコよさ」に惹かれて、法律に関わる仕事に就き、労働組合にも積極的に関わってきた私としては、昨日の記者会見は、気分が悪くなるほど頭にきました。
そもそも、安保法制懇なんて、安倍首相がお友だち(集団的自衛権積極論者)ばかりを集めて作ったもので、思いどおりの報告をさせただけ。自作自演の「茶番劇」で、国民と国家との大切な約束を無視させるわけにはいきません。

私たち公務員は「憲法を尊重し擁護する」と誓約して採用されました。日頃は意識しなくても、仕事の出発点は憲法であることが求められています。そして、公務員労働組合の活動の出発点も憲法であるべきです。これは、国民との「大切な約束」なのですから。

(なかや)

※ 写真は一昨日の国会行動に参加した時の様子。