全司法本部活動日記 (Blog)

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判決日は10月30日(公務員賃下げ違憲訴訟)

7月17日、「公務員賃下げ違憲訴訟」は原告・被告双方から最終準備書面が提出され、3人の原告代理人と宮垣委員長から最終意見陳述が行われ、結審となりました。判決日は10月30日(木)午後3時です。

その後、近くの会議室で報告集会が開かれ、冒頭宮垣委員長が主催者を代表してあいさつを行いました。同委員長は、今回最終陳述を準備するにあたり、原告団が提出した陳述書全員分(三百数十人)を再度熟読したこと、大幅賃下げで貯金の取り崩しや保険の解約など、何とかやりくりしたが、そのしわ寄せが子供の教育にまで及んだなど、各人が大変な苦労をしている実態を具体的に思い出し、法廷で陳述している最中に目頭が熱くなったことを明かしました。そして、判決日まで弁護団の仕事はこれで終了したが、私たち労働組合は判決までしっかりと仕事(署名活動等)をしていきたいと締めくくりました。

また、原告団を代表して全司法の中矢副委員長が決意表明を行い、原告団に加わった動機などを述べ、「これまで裁判所書記官として仕事をやってきたなかで、数多くの陳述書を見てきたが、自ら陳述書を書いたのは初めてです」と語り会場を沸かせました。また、これまで培ったノウハウを活かし、 f:id:zenshiho_blog:20140717144929j:plain

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出される判決文の内容をしっかりとチェックしたいとも述べ、これからも積極的に参加していくことを表明しました。

私たちは、判決日にむけてさらに運動をしなければなりません。公正な判決を求める要請署名は民間労組からも相当な数届き、近年にない集約数に上っていることが報告されましたが、もっと多く積み上げる必要があります。全司法は、組合員分にも満たない4500筆程度の集約にとどまっており、とりくまれていない支部もありますので、最終集約日の9月30日まで1筆でも多くの署名を本部に送ってください。

(かどた)