全司法本部活動日記 (Blog)

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労働者派遣法改悪、採決強行

今日(8日)の参議院特別委員会で、労働者派遣法「改悪」法案の採決が強行されました。

強行採決を許さない国会行動に本部からも参加しました。朝から不穏な動きがあり、与党の質疑終結の動議をめぐって紛糾し、昼には委員会が一時休憩に入ったとの情勢報告がされていましたが、午後になって自民、公明両党の賛成多数で可決しました。

民主党などが求める条文修正の一部や39項目に及ぶ付帯決議を受け入れたことで、民主党が採決自体には賛成したため、「強行採決」にはなりませんでしたが、それでも、無理に無理を重ねて、数の力で押し切ったことには違いはありません。

全労連は、次のとおり談話を出しています。

http://www.zenroren.gr.jp/jp/opinion/2015/opinion150908_01.html

 

戦争法案」の方も与党は来週、採決を狙っていると報道されています。

「戦争できる国」「世界で一番、企業が活動しやすい国」づくりに向けて、無理に無理を重ねて暴走を続ける安倍政権。それは、国民の世論と運動に追い込まれての動きでもあります。

どちらの法案も、最後まであきらめずに廃案にむけてただかうことが重要です。

そして、来年の夏は参議院選挙があります。この国会で、どの議員がどういう行動をとったかをしっかりと覚えておきましょう。

 

追記

7日に少年法の適用年齢引き下げの問題で日弁連と2度目の懇談を持ちました。

会議の中盤から、同席した少年法対策委員会の家裁調査官のみなさんが、「事件の中で出会った18歳、19歳少年のプロフィール」について、実体験をふまえた報告を始めると、参加された弁護士のみなさんの表情が一段と真剣なものになっていったのが印象的でした。やはり、現場の声が一番強いのだと感じました。

(中矢)

 

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