全司法本部活動日記 (Blog)

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最高裁長官と会見

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26日は竹崎最高裁長官と本部四役の会見がありました。

 

この席での長官の発言は、儀礼的な「あいさつ」の席での発言ではありますが、三権の長である最高裁判所長官が全司法の代表と会い、裁判所における政策課題や全司法との誠実対応についての考え方を表明したものとして大きな意義があります。

この発言については、当局側でも「その経過および内容を下級裁に伝達して周知させている」との扱いになっています。

会見での双方のやりとりは、通達25号でも出していますので、ご覧ください。

 

さて、実際の会見では正式なやりとり以外にも、雑談的な会話が交わされることがあります。今日は、長官もざっくばらんに話をされていました(これまでにも増して「雑談」部分が多かったと、他の本部メンバーに聞きました)。

あくまで「発言」ではないので、長官の言葉としてご紹介できないのが残念ですが、ちょっと、「こんな話をしました」程度のウラ話として書いておきます。

後見支援信託や本人訴訟への弁護士の関与、ADRなどの話がありました。裁判所の充実を前提としつつ、厳しい財政状況のもとで、裁判所にかかる負荷を軽くしたいとの思いが見てとれました。

メンタルヘルス等の課題でのやりとりの後、職場の人間関係が大切だという話をされていました。長官所長会同で「部の機能強化」を出したのも、そんな思いからだとのこと。

また、官の協議会等について「伝えるのではなく、聞くことを心がけるように言っている」という話もありました。

あと、私たちの主張について、個人的には「同感だ」ということを繰り返し述べられていたのが印象的でした。

※ 長官の顔写真を勝手に使うとまずいと思います(全司法新聞には、掲載用の写真が提供されます)ので、最高裁の建物を載せておきます。

(なかや)