全司法本部活動日記 (Blog)

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ラジオ体操日記 28日目

こんにちは。

いつもお仕事お疲れ様です。

さて、本日は給料日ですね。最近では給与明細もネットで配信なんて企業もあるようですが、皆さんはじっくり見てみたことありますか?ほとんどの方は口座に振り込まれる手取額が気になると思いますが、明細を見ると税金など色々な名目で控除(天引き)されているのが分かります。その中で、民間では健康保険料とされている「共済短期」に着目してみてください。

共済短期で天引きされている額は、それぞれが該当する標準報酬月額に共済組合が独自で設定する掛金率を乗じて算定されます。掛金率は同じ国家公務員でも省庁によって違っており、裁判所は36.8/1000となっています(全21ある共済組合のうち、下から5番目の低さです)。そして、この掛金率は毎年2月から3月に開催される裁判所共済組合運営審議会で審議し、決定します。この裁判所共済組合運営審議会は10名の委員で構成され、労使同数です(労使同数の構成は国家公務員の運営審議会の中では少なく、多くは労<使となっているようです)。

労働者、いわゆる共済組合員からの委員ですが、現在は全員を全司法労働組合が推薦する全司法組合員が選出されています。

そして、この掛金率、低ければ低いほど天引きされる額が少なくなるため良いのですが、どうもそうは言ってられない状況にあります(長くなりましたので、続きます。というか連載開始します)。

(さいとう)