全司法本部活動日記 (Blog)

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「貧すれば鈍する」 社会保障総改悪を許すな3・26院内集会

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  昨日の午後、「消費税増税中止、集団的自衛権の行使反対、安部内閣の暴走政治ストップ!」をテーマに、3・26院内集会が開催されました。全国各地から衆議院第一会館大会議室がいっぱいとなる220人もの人たちが集まり、全司法からも私(門田)が参加してきました。冒頭、主催者あいさつに立った大黒作治全労連議長は、「17年前に消費税が3%から5%に引き上げられたときと現在とでは、労働者の年収が70万円も減少していることや、当時はほとんどいなかった非正規労働者が2000万人以上もいることなどから、今消費税を5%から8%にあげれば、日本経済はますます冷えてしまい、大変なことになるのではないか」などと述べました。

 また、国会情勢報告のなかで、ロシア軍のウクライナ侵攻に関わって、欧米諸国がそろって侵略行為であると批判しているが、安部首相が明確な批判ができない(公式には「あってはならない」という言い方はしている)でいることについて、そもそも安部首相は、国会答弁で「侵略の定義はない」と発言していることから、欧米と足並みをそろえた批判ができないでいる、という話もありました。

 富める者はますます富み、貧しき者はますます貧しくなっている今の現状は、「貧すれば鈍する」の故事にあるように、政府、財界といった人たちにとっては、都合のいい方向に向かっていると言えるでしょう。それは軍事大国化へ突き進む道でもあり、若者を戦場に送り出してしまうという、いつか通った道ということになるように思います。集会では、そうならないように全国各地で、声を上げ、デモや集会をやっていくことを参加者全体で確認しました。

(かどた)