内閣人事局設置に伴い昇格運用に変化(10月期昇格交渉)
18日、本部は10月期昇格交渉を実施しました。
今回の交渉では、内閣人事局ができて、行政府省の定数管理が人事院から内閣人事局に移ったことにともなって、「今後は暫定定数という枠組みでは定数の運用は行われないこととなり、代わりに、各行政府省の判断と責任において一時的に別段の運用をすることができることとされた」との説明がありました。
裁判所はもともと三権分立の建前から、最高裁が人事院にかわる機能を持っているため、昇格定数はこれまでも最高裁が管理していました。これまでは、暫定定数が必要な時は、財務省と折衝して事前に了解を得ていたところ、今後は、「一時流用」の運用を行い、事後に財務省に報告する形になるようです。
これまでの到達点に関わっては、「現在の昇格運用が維持できるよう全力を尽くしたいと考えている」と回答していることから、今後の運用を注視する必要があります。
裁判所の昇格は4月期が中心であることから、各地連から報告があった4月発令の問題点をふまえて主張し、重点要求の前進を求めました。
(なかや)