日弁連のシンポジウム
今日(24日)の夜、日本弁護士連合会主催の「ちょっと待った!年齢引下げ〜少年法の適用年齢引下げに反対するシンポジウム〜」に、本部や少年法対策委員のみなさん等と参加しました。
シンポジウムの基調講演では、龍谷大学の浜井浩一教授が、少年法をめぐる議論で誤解されている部分や、少年法の手続きがあげている効果について、統計指標等を使って説明されました。
現場からの意見の中で、元本部副委員長の伊藤由紀夫さん(全司法少年法対策委員)が全司法作成のリーフレットを配布し、現場での実感を基礎に、適用年齢引き下げの問題点を訴えました。
国会議員は共産党と維新の党の議員が来られており、とりわけ、共産党は小池副委員長と3人の法務委員が勢揃い、「党として適用年齢引き下げ反対の方針を決めた。みなさんと一緒に運動をしていきたい」と述べておられました。
パネラーの一人として少年時代に非行を犯して更生した方が自らの体験について発言されましたが、「16歳初発で少年院に行き、出て来たけれども居場所がなく、18歳で再非行をした時に出会った家裁調査官が自分のことを信じてくれて、それで更生できた。自分の話を聞いてくれる調査官に会うのが楽しみだった」と言われていたのが、感動的でした。
(中矢)