特定秘密保護法が成立してしまった。
12月6日、特定秘密保護法が成立してしまいました。この日も朝から、この法案に反対する各界の人々が参議院議員会館前に多数集まりました。全司法本部も昼休みの行動などに参加してきました。法律は成立したとはいっても、運動は収まることを知りません。
成立に強く反対していた憲法学や刑法学などの学者の会が、「特定秘密保護法に反対する学者の会」と名称を改め、活動継続を宣言したのをはじめ、女性関係の36団体でつくる「国際婦人年連絡会」や「アイヌウタリの会」、宗教者、日本ペンクラブ、日本ジャーナリスト会議、自由法曹団などなど、多くの団体等が裁判をはじめ、法律の廃止にむけて、早くも動き始めています。
私たち裁判所で働く職員にとっても、表現や言論の自由の侵害にとどまらず、個人のプライバシーにも踏み込んでくる、近代民主国家にはとてもあり得ない内容の法律です。私たちも今後の政府の動きなどをしっかりとみながら、言うべきこと、行うべきことをやっていきましょう。
(かどた)