全司法本部活動日記 (Blog)

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3つの特徴 ~最高裁ヤマ場交渉の結果報告

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 遅くなりましたが、6月16~19日のヤマ場交渉の結果を書いておきます。

 今回の交渉について、本部は数多くの成果があったと考えていますが、その特徴は3つあったと整理しています。

 一つ目が、国家公務員の総人件費削減の動きがいっそう厳しくなるもとでも、増員や昇格で最高裁が「最大限の努力をしていきたい」と回答したこと。情勢が厳しいことは本部も情報として掴んでいますし、相手(財務当局)があることなので、結果がどうなるかはわかりませんが、それでも私たちの要求に応え、次年度予算に向けて「最大限努力」の姿勢を示したことは、成果だと思います。

 二つ目が「職場で活用できる回答」を引き出したこと。今年の諸要求貫徹闘争で本部は職場実態を調査し、徹底してこれをもとに交渉をすすめました。その結果として出てきた回答は、地連、支部、分会といった機関の交渉でより具体的なものにしたり、職場に伝え、「職場の現状」と照らし合わせてみることで、「職場の現状」を変えていく力になるものです。新しい回答だけではなく、従前どおりの回答であっても、交渉議題としたことで、改めて下級裁や管理職に周知・徹底が行われます。ぜひ、みなさんの職場で活用してください。

 三つめが、全司法の問題意識をふまえた検討姿勢を数多く引き出したことです。これも職場実態調査から見えてきた課題をぶつけたことが力となり、最高裁の主体的な動きを作らせたり、今後につながる検討姿勢や問題意識を表明させています。引き続き、みなさんの声を本部に届けていただき、これを具体的なものにしていきましょう。

  具体的な回答については、ぜひ、全司法新聞や全司法情報で確認してください。全司法の役員のみなさんは、「評価と見解」は必ず目を通してくださいね。

 ※ 写真は事務総長交渉の様子です。

 (なかや)