全司法本部活動日記 (Blog)

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東京地連第69回定期大会

日付が前後しますが、8月1~2日、東京地連第69回定期大会に参加しました。

 議論の特徴は次のとおりです。

戦争法案」をめぐる情勢と運動について、大杉委員長のあいさつや「裁判所職員として、憲法違反の法案に反対するとりくみに全力を尽くしたい」との谷澤書記長の提起を受けて多くの代議員から発言があり、「平和でなければ、労働組合は活動できない」「組合員にその意義を伝えていくことが重要」など、積極的な議論がされました。

東京高裁管内で試行等の形で実施された朝型勤務(「ゆう活」)について、実際にやった経験をふくめ「意味がない」「子育てをしていると、とても無理。今後、広がっていかないか不安」との声が出されていることが紹介され、試行庁となっている新潟支部からは「交通機関が発達していない地域では、早く出勤するのは厳しい」との発言が出されました。

群馬支部の木村さんの件を契機に、出納官吏の責任の重さや休暇取得の難しさ、夜間・休日の勤務実態など、その労働条件についても発言がありました。木村さんの件では、谷澤書記長が総括答弁で「仲間を支え、助け合うという原点に立つもので、今後の私たちの組織を考える土台になるもの」と述べ、「カンパをやりきろう」と改めて提起しました。

「地連や支部は、青年にどういうふうになって欲しいと思っているのか」との若い代議員の問いかけを受けて、谷澤書記長からは「受け身にならず、主体的に動いてほしい。青年のネットワークを広げ、全司法の中核というだけでなく、裁判所の中核になっていってほしい」との期待を込めた答弁がありました。

また、この1年東京地連が重視してきた「職場で、目に見える活動」について、引き続き、「署名活動や機関紙の発行など、やれるところから、やれることを着実にやっていく」ことが確認されました。

最後に、2015年度の方針案・予算案について全会一致で可決し、大杉委員長(再)、谷澤書記長(再)他24名の役員を選出しました。

 「東京地連管内は組織的に厳しい」という印象を持たれがちですが、その中でも様々なとりくみが行われ、全体として運動や組織が前進している様子を反映した大会になりました。

大会後、谷澤書記長は「『仲間がいる』ということを実感した大会だった」との感想を漏らしていました。

 (中矢)

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